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2020年6月19日金曜日

アフリカのお守りと占い師

指輪やペンダントなど
アフリカでお守りとして使われてきた装身具は、
その民族の占い師と深い関わりをもっています。

本日は、
開催中のペンダント特集のリーフレットには未掲載のペンダントと、
占い師、そして占い師の使う道具について少し書いてみようと思います。


上のお写真はコートジボワールに暮らすセヌフォ族の占い師。
相談ごとのある人が彼らのもとを訪れると、
精霊やご先祖様に助言をもらいその内容を伝えます。


小さいのでとても分かりづらいのですが、
四角い鏡の前に真鍮製の人物像が置いてあり、
それが占い師にアドバイスをくれるご先祖様。

右上の壺には樹液に水と葉を加えたものが入っていて、
これは悪い霊を洗い清める「悪霊のお風呂」。
樹液で洗うというところが面白いですね。


そして占い師は助言とともにお守りとなる装身具を授けてくれることがあります。
相談を聞き、悪いものを祓い、助言とお守りを与える。
人々を見守る霊や祖先と対話のできる占い師だからこそ、
お守りを受け取った人はその力を強く信じることができるのかもしれません。



彼らの手元を見ると、自らも様々なものを身に着けていることがわかります。
ギャラリー本店にも同じモチーフのものがありましたのでご紹介します。


蛇(パイソン)のついた真鍮ブレスレット。
こちらはロビ族が使っていたものです。
パイソンは“人間と精霊を仲介する存在”で、まさに占い師にピッタリの装身具。

¥12,000+税 直径7×6㎝の楕円 (ブログ掲載番号20‐59)

お顔はこんな感じに


さて最後に、特集リーフレットに掲載しなかったペンダントをご紹介して
今回のブログを終了したいと思います。

インスタグラムでもお見せしたブルキナファソのペンダント。
渋くて素敵です。
ご希望があれば、磨いてもう少し明るい金属色にもなります。
¥2,500~3,000+tax 2×3㎝など (ブログ掲載番号20‐60)


ちゃんと穴が開いています


そしてカメレオンのトップ。
一匹だけのものは子供用で、二匹繋がっているものは大人が使用します。


お写真左:¥9,000+tax W3.8×H2.8㎝ (ブログ掲載番号20‐61)
お写真右:¥7,500+tax W4.2×H2.5㎝ (ブログ掲載番号20‐62)




¥12,000+tax W4.8×H4.5㎝ (ブログ掲載番号60‐63)
別売りの真鍮のチェーン(¥1,200+tax)に通してみましたが、
ペンダントのみのご購入も可能です。

未掲載品は他にもございますので、
6月30日(火)までのペンダント・イベジ特集にぜひご来店ください!
皆さまのお越しをお待ちしています。

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ギャラリーかんかん本店 K
世田谷区代田1-47-1
TEL: 03-5486-3122
mail: honten@kankan.co.jp

2020年6月12日金曜日

大人になったイベジ

こんにちは!

ギャラリーかんかん本店で開催中の
【 ペンダント / イベジ 】展。
今回は、アクセサリーの観点から、
イベジ人形をご紹介。

亡くなってしまった双子の子供の魂が宿るイベジ人形。
そのほとんどが、大きく成長した大人の姿で つくられています。
そして、しばしば、アクセサリーを身に着け、
おしゃれをしている姿が見られます。


★金属の腕輪
高さ約29.5㎝ ペアで¥280,000+tax
(ブログ掲載番号20-52)
  太さ僅か3㎜の金属の角柱をねじり、両端に彫りを施した繊細なつくり。
  ねじり具合の違う二組の腕輪を、ふたりで半分こ してつけてます。


高さ約30.5㎝ ペアで¥280,000+tax
(ブログ掲載番号20-53)
  存在感ある太い、ワイルドな彫りの腕輪を重ね着け。
  アルミのようです。


★ビーズを巻きまき
左:高さ約25㎝ \38,000+tax (ブログ掲載番号20-54)
右:高さ約22.5㎝ \28,000+tax (ブログ掲載番号20-55)
   左の子の首飾りは朱赤と、 古いチューブ状のブルーグレイ、黄色でライン入りのベネチアトンボ玉。
 
 右の子は2種類のベネチアの筋玉と、希少な桃色のチェコのトンボ玉。


左:高さ約26㎝ \60,000+tax (ブログ掲載番号20-56)    
     中央:高さ約22.5㎝ \28,000+tax (ブログ掲載番号20-57)    
 左と中央の子は、発色の良いチェコのトンボ玉。

右(後ろ姿):高さ約22.5㎝ \45,000+tax
(ブログ掲載番号20-58)
この子はベネチア・チェコのトンボ玉に加え、
腰には丁寧なつくりの ココナツの殻のビーズを巻いています。
後ろ髪の青と相まって、きれい。


もともとヨルバの人々は、結婚の衣装に
ジギダという ビーズのアクセサリーをたくさん巻き付ける伝統があるそうです。
この子たちの母親は、そんな幸せな日をも想い描いて、
毎日お世話をして かわいがっていたのですね...

★ところで。
フランス人の写真家で、ヨルバ人の双子ちゃんたちをモデルに
作品を作っている女性がいます。
ベネディクト・クルゼン。
世界報道写真展の受賞者です。
ご興味のある方は、
ご覧になってみては。


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世田谷区代田1-47-1
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2020年6月8日月曜日

今月はArt For Living特別月間です!




現在、アフリカのペンダントとイベジ人形を絶賛特集中の
ギャラリーかんかん本店ですが、
今月はさらに Art For Living という特別企画も開催中です。

本店にある、単価¥15,000(税別)以上のお品物が
どれでも10%OFFになる特別な1ヶ月ですので、
椅子や布、仮面、人形に木器や壺など
是非この機会に探しにいらしてくださいね。

※インスタグラム・ブログ掲載品、
 特集展示のペンダントやイベジも対象になっています。





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ギャラリーかんかん本店 K
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TEL: 03-5486-3122
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2020年6月5日金曜日

バミレケ族の鳥

皆さま、こんにちは。

今日はカメルーン・バミレケ族の鳥のヘッドドレスのご紹介です。
というのも、ステイホーム中に観たあるフランス映画に出演していたからです。
出演といっても、ある邸宅のインテリアとして、チラッとですが・・・。

映画で見たものと同様のものがこちら本店にありましたのでご紹介です。



長い首、盛り上がった背中、流れるような羽、何の鳥でしょうか。



強い意志が感じられる顔をしています。

バミレケ族の仮面ダンスには人の顔の仮面やさまざまな動物の仮面が登場します。
動物の仮面は鳥、牛、水牛、ゾウ、アンテロープ、羊、ヤギなどが見られます。
王など人を表す仮面と一緒に登場するということは、
動物も同じように重要で神聖であるということを意味しているといいます。
空を飛ぶことのできる鳥は地上と天国、またこの世の人々と祖先を結ぶ存在だと考えられています。


 全長62cm  高さ45cm(台座含む) ¥75,000+tax(ブログ掲載番号20-51)



実際の仮面ダンスの様子です(1912年)。右の3人が鳥の頭上面をかぶっています。
バミレケ族の人の顔の仮面は迫力のある独特なスタイルで、敬遠される方も多いですが、
動物の仮面はいくぶん優しい表現で愛らしさがあります。
鳥の他に牛やゾウの仮面がありますのでぜひ見にいらして下さい。

海外の映画の中では、インテリアとしてアフリカ彫刻がさりげなく置かれているのをよく見ます。
生活の中に溶け込んでいるようです。
皆さまも映画鑑賞の際は背景もチェックなさってみて下さいね。

本店では「イベジ」と「ペンダント」の特集が好評展示中です!


ギャラリーかんかん本店 F
世田谷区代田1-47-1
TEL: 03-5486-3122
mail: honten@kankan.co.jp

2020年6月3日水曜日

イベ ジ の 生命

 こんにちは。
 気温も湿度も上がってまいりました。
 梅雨入りももうすぐですね。
 既にお伝えしております、今 本店では、企画展【ペンダント / イベジ】を開催中!


かんかんでは、当初より扱ってまいりました「イベジ人形」。
イベジ は、ヨルバの言葉で 双子 の意だそう。

ヨルバの人々にとって、双子の誕生は、幸運の証!

数多のイベジを目にしてきましたが、今 店内に並ぶ大勢の中で、
とても気になる一体をご紹介いたします。

この子です!
     高さ約27㎝ ↑ ¥55,000+tax
    (ブログ掲載番号20-50)
人形や人物像は、作り手に似るものですよね。
イベジも、ヨルバ族の顔立ちをよく映していますが、
その中でこの人形は、特徴が際立っているのです。

左右離れた、眼 ―― 瞳がわざわざ強調されています。
後ろに引き付けられた、耳 ―― ピン!


ちょっとキュービズム?



殆どのイベジ人形が、男女の特徴を 大人の形で表しいるのですが、
この子の胸は…あら、かわいい。(笑)
勿論、女の子です。
手の中で眺めていると、
人間の子供でも、本当に生まれたばかりの赤ちゃん。
もしかしたら、魚や、他の動物にも近い…印象を受けてしまいます。
いろんな生命の融合??


この子も含め、たくさんのイベジ達。
母親の手が撫でた ぬくもりの余韻、
どうぞ 感じ取りにいらしてください。

ギャラリーかんかん本店 M
世田谷区代田1-47-1
TEL: 03-5486-3122
mail: honten@kankan.co.jp





2020年6月1日月曜日

6月は特集2本同時開催です!

本日からギャラリーかんかん本店にて
新しい特集が始まりました!

お守りとして使われることも多いアフリカのペンダントと、
ヨルバ族の木彫り人形「イベジ」を集めて展示しています。
ペンダントはリーフレットに掲載していない商品もありますので
スタッフへお声かけくださいね。

◆2020年6月1日(月)~30日(火)
◆平日・土曜日11:00~18:00
(現在短縮営業中の為、18時に閉店となります)


下の画像のリーフレットは店頭にてお持ち帰りいただけます。
皆さまのお越しをお待ちしています!




【ご購入・お問い合わせ先】
ギャラリー本店では
インスタグラムへのダイレクトメッセージや
お電話・下記のアドレスへご連絡いただければご注文が可能です。
特集名(ペンダントまたはイベジ)と掲載番号をお伝えください。


ギャラリーかんかん本店 K
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※臨時休業中のアドレスgallery.kankan@gmail.comへのお問合せは終了しました。