こんにちは。ギャラリーかんかん青山店です。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
青山店はまた模様替えなど行いまして(何回目;)
爽やかな店内になっています。
梅雨の合間にぜひ遊びにきて下さいね。
さてブログ更新もすっかりご無沙汰になっておりましたが、
商品のご紹介をさせて頂きます。
今回はとんぼ玉、アフリカントレードビーズのご紹介です。
シェブロン・ヌエバキャディス 連
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全長約92cm |
近世トレードビーズの代表として、シェブロン、ヌエバキャディス、ともに広く知られていますが、
こちらの連はかんかんのビーズ・コレクションの中でも希少価値が高いものの一つといえるでしょう。
トップ部分に7層シェブロンが入っています。
シェブロンが大量に生産された17世紀以降では4~6層のものが主流といわれています。
こちらはヴェネチアで1500年~1600年代初頭に作られたものと思われます。
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左20×25×20(mm) 右 35×23 |
シェブロン Chevron Beads
15c~19c、ヴェネチア、オランダでトレードビーズとして生産。
アフリカでは首長のビーズとして熱烈に愛された。
イタリアのヴェネチアで1490年(15c)頃に初めて作られ、その約100年後、オランダでもヴェネチアから職人を呼んで作らせていたそうです。
4~6層のものが主流。
7層のシェブロンはヴェネチアの生産初期~1800年代に作られたとされる。
ヌエバキャディスは第2期に作成されたもので1800~1900年代頃のものですが
くねり曲がった形状になっています。
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中央ヌエバキャディス 75×19 |
ヌエバキャディス Nueva Cadiz
16世紀~17世紀にヴェネチアで対ペルー貿易用に作られたが
その後19世紀には対アフリカ貿易用としても生産された。
初期のものは後期のものより細く、長いのが特徴とされる。
今回の商品は、後期のものと思われます。
中部に入っているシェブロンは4層のものですが、表面にグリーンの彩色が施されています。
18世紀にビーズ産業に熱心だったヴェネチアで、たくさんの変わったシェブロンが作られた例の一つです。
ジャーマン・マーブルはドイツで1800年代後期~1900年代初頭のものですが
その短い期間でしか作られていなかったので、数は少ないのだとか。
もともとは上流階級のこどものためのガラス玉。アフリカ貿易用に真中に穴を空けてビーズにしているのだそう。
このビーズも、なかなか手に入らないです。
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ジャーマンマーブル どちらも約直径20mm |
ぜひ!実物をご覧頂ければと思います。
他のビーズはもちろん、アンティークビーズを使ったアクセサリーなど
これからの季節にぴったりな商品を取り揃えております。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
<青山店>