龍袍(唐~清) ブログ掲載番号 22-2 |
実物は緑がかった渋い鶯色のような龍袍。
そしてギャラリーかんかんの龍は五本爪なのか、四本爪なのか……
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龍袍(唐~清) ブログ掲載番号 22-2 |
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Asian Breeze ー使う、飾る、祈るー 久しぶりのアジアの特集が始まっています。
店内の様子もいつもとはちがい、しっとりとした雰囲気で、
梅雨前の湿気たっぷりの気候ともマッチしています。
そんな中から今日は中国のアンダーソンの壷を2点ご紹介致します。
日本の縄文時代にあたる、とても古い時代の彩陶です。
このような土器は、1912年にスウェーデンのアンダーソン博士によって発見されたことから
「アンダーソン」と呼ばれています。
まずはこちらの大きな壷。渦巻き模様がダイナミックですね。
リーフレットNo.22 W32 D28 H30 ¥154,000(税込) |
横から見ると渦巻きが二つ。とんぼの眼のようにも見えます。
口の内側はなんと!ハート模様!
こんな時代からハートマークがあったなんて!?
欠けた部分が失われていたり、補修されたりしています。
古いものなのでどうしても完品とはいきません。
アンダーソン土器が最初に発見されたのは河南省仰韶(ぎょうしょう)村であることから
別名 仰韶文化とも言われます。
河南省に始まり、黄河に沿って甘粛省や青海省にも伝播した独自の文化です。
最も古いものは西安市郊外の遺跡のもので、紀元前4000年から3500年頃、
また甘粛仰韶文化では紀元前3000年から1500年頃までと測定されています。
細かい滑らかな土と砂まじりの土を使用し、輪積みや手捏ねで成形。
表面をよく磨きあげ、鉄やマンガン、白泥などを顔料として筆描きで彩色が施されています。
次は小さな壷。三角や四角の幾何学模様です。
リーフレットNo.21 W14 D13 H12 ¥27,500(税込) |
やはり欠けている部分が少しあります。
ですが、何千年も前に中国で作られたこれらの壷が今目の前にあることが奇跡のように感じられます。
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今回は、カンタ展以来およそ3年ぶりにアジアのものだけを扱う特集です。
紙面に掲載できなかったテキスタイルも店頭で展示予定ですので、
是非ギャラリーかんかん本店へお出かけください。