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2019年7月12日金曜日

タンザニアのスツールをじっくり見てみる【前篇】

アフリカの小さなスツールといえば
コートジボワールのセヌフォ族の丸椅子をご存知の方が
多いように感じる今日この頃ですが、
本日は東アフリカ、タンザニアのスツールをご紹介してみたいと思います。

座面や横顔も分かるように撮影してみましたので、
一つ一つ見比べてみてくださいね。

色形が様々なタンザニアのスツール

たまには真上から座面を見てみる

丸い座面にまっすぐの脚がついた
シンプルなセヌフォ族のスツールに比べて、
タンザニアのものは座面の縁取りや脚の形が少しずつ異なります。

座面はセヌフォが真っ平ら。
タンザニアのものは少しお椀型に窪んでいるのが特徴で、
壷や底が平らではない鉢・花瓶、器物を置くと
置いた物を下から包むような安定感のある見栄えです。
(もちろん座ったときのお尻の納まりもバッチリ!)

左:セヌフォ族スツール 右:タンザニアのヘヘ族スツール



今回はギャラリー本店に置いているものから9点をご紹介します。

まずはシュッと整った①のスツール。
つるつるになった座面は焦げ茶色で、
実物はお写真よりも脚長のスッキリした印象です。
① 26.5×24×H23.5㎝ ¥28,000+tax

②は二色の円が個性的なこちら。
② 28×27×H20㎝ ¥28,000+tax

裏返したときの木の色艶が動物のような黒い斑点で素敵です!
凹凸のへこんでいる部分は色が薄くカサカサとした質感、
出っ張っている部分はこれまたつるっとなめらかになっています。


 お次は縁取りに一工夫の③
③ 27.5×25×H17㎝ ¥28,000+tax


ギザギザとした脚のデザインが可愛らしい④は目を引く存在!
座面の明るい木の色と、
それ以外の部分の黒やグレーに近い色の対比も魅力的。
④ 25.5×25×H19㎝ ¥30,000+tax


 ⑤は少し変わり種……なんと脚が繋がっています!!
発見した時は他のスタッフに「これは、、、タンザニアのですよね?」
と確認し合ってしまいました。

座面と底面の縁取りをよ~く見てみると、
パイ生地にフォークで空気穴を開けたかのような
小さな穴が二列均等にあいています。
(残念ながらお写真では見えませんが…!)

側面にも模様をつけてみよう、という
彫り師の遊び心が垣間見えて急激に愛着が湧いてしまうのでした。
⑤ 25×23.5×H22㎝ ¥28,000+tax

底面の一部が欠けてしまっていますが、
座ったりインテリアとして置いて頂く分には
気にせずお使いいただけると思います。



長くなってまいりましたので本日はここまで、
⑥~⑨は【後篇】でご紹介します。

そろそろ雨が止むとよいのですが……


ギャラリーかんかん本店 K
世田谷区代田1-47-1
TEL: 03-5486-3122
mail: honten@kankan.co.jp