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2022年1月29日土曜日

物語は降りてくる

みなさまこんにちは。
本日は、開催中のインテリアルデコル55選 特別価格市より、
インドの絵巻物をご紹介いたします。

(まだ特別価格のお品物ラインナップをご覧になっていない方は、
下の画像をクリックしてご覧くださいね。)


さて、現在ギャラリーで展示している絵巻物は
幅16㎝、全長226.5㎝のお品物。
巻き取った状態にすると丁度手に納まる大きさです。

中にはヒンドゥー教の神話に登場する
「3つの頭を持つ神」、「神の化身である猪」、
「地底から世界を支えている千の頭をもつ蛇」などが描き込まれています。

特集リーフレット掲載№1

日本の絵巻物は横に長いの対して、
こちらは上から下に向かって描かれた縦長形式。
物語は橙色の線をたどって降りていきます。





絵巻物といえば、昭和59年に発行された雑誌「民藝」では
ベンガルの絵巻物師についての記事が掲載され、
そこには作り手を
“ヒンドゥーの神話やその他の物語を絵巻物に仕上げる絵師”、
そして“ストーリーを節にのせて歌って歩く語り部”として紹介しています。
このような人々をポトゥアと呼ぶそうです。


民藝381号 P.25より

同誌によれば7世紀に北インドを統一したハルシャ王の伝記にも、
街角で絵巻物をくり広げて見せるポトゥアのようすが書かれているとのこと。
かなり昔から受け継がれてきた文化のようです。
(絵を見せて物語を語る日本の紙芝居は1930年頃が始まりと言われています)


今回インテリアルデコルでご紹介している巻物を広げたとき、
まず色とりどりの登場人物・動物が私の目と心を楽しませ、
次にそれらを繋ぐ橙色の線が生き物のへその緒を連想させました。

作者がどのような意図でこの線を描いたのかは分かりませんが、
この世は様々なものがどこかで脈々と繋がっているのだ……
という気持ちにさせられたのです。

繊細な線でどこかほのぼのとした表情の登場人物を描いたインドの絵巻物。
是非ギャラリーでご覧いただければ幸いです。


2月19日までの期間限定で
通常価格¥280,000(税込¥308,000)を
特別価格¥224,000(税込¥246,400)でお求めいただける
特別価格市を開催中です。


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