本日はエチオピアで使われていた
瓢箪(ひょうたん)をご覧下さい。
丸いものに惹かれる人間としては堪らないフォルムです。
もちろん自然のものを活かして作っているので、
360度回して見てみると三角寄りの丸や楕円に近いものなど様々。
くびれた部分に革ひもが巻かれており、
その紐をつかんだり壁や腰につけたりしていた様子が想像されます。
入れ物として使用するには
熟したひょうたんを中身が腐るまで水に浸し、
頭の部分を開けて中身を出して乾燥させるそうです。
乾燥させる過程で硬くなるため、
表面に模様を施すのは一番最後の作業。
刃物で彫ったり、熱した金属を押しあてて黒い模様をつけたりします。
ヒビ割れや穴は硬い植物を糸代わりにして“縫う”!!
きゅっ、きゅっ、と
細かく縫い留められた修復跡を見ると
異なるステッチがあちこちから行ったり来たりしていて楽しいものです。
左手前はケニアの瓢箪 ¥18,000+tax エチオピア大 ¥12,000+tax エチオピア中 ¥12,000+tax エチオピア小 ¥4,800+tax |
そしてたまに現れるおへそ付きの瓢箪。
人差し指で突きたくなってしまいます。
側面裏と底には修復の縫い目が線路のように延びていて、
これまた素敵な一品です。
ぜひギャラリー本店で探してみて下さい。
ギャラリーかんかん本店 K
世田谷区代田1-47-1
TEL: 03-5486-3122
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