爽やかな季節と思いきや、
むわっとした蒸し暑い風も吹くようになってきました。
皆さんお元気ですか!
美味しいものを食べていますか!
本日はアカン族の分銅の中からナイフ型のものを
ピックアップしてご紹介したいと思います。
ガーナ中央〜南部からコートジボワールの東部にかけて暮らしている
アカン族ですが、まずはガーナ料理を一品ご覧ください。
フフの入ったスープ お写真 ©️tripnote |
キャッサバ芋とプランテーン(青いバナナのようなもの)を
臼と杵でついて作るもちもちした“フフ”を、
煮込んだ鶏肉と一緒にトマトやナッツベースのスープに浸して食べる料理。
(鶏肉は骨まで食べる)
ガーナ料理は唐辛子のスパイシーな味付けが多いそうですが、
なんとも美味しそうです!
元気(と汗)が出そうです。
今はなかなか行き来できませんが、
「いつかこれを食べに行こう」と考えるだけでワクワクしています。
このところ民具のご紹介だけが続いていたので、少しだけ余談でした。
それでは本題の分銅です。
砂金交易で栄えたアカン族の中では、
15世紀頃から様々な形の分銅が作られていました。
分銅自体はこれまでもご紹介してきたことがありますが、
今回はその中から“ナイフ”型のものを集めています。
上のお写真、左から
① ¥26,000+tax 3.5×8.5㎝(分銅 二股ナイフ大)(ブログ掲載番号20-24)
② ¥12,000+tax 3×5.5㎝(分銅 二股ナイフ小)(ブログ掲載番号20-25)
③ ¥16,000+tax 1.5×9㎝(分銅 ナイフ中央)(ブログ掲載番号20-26)
④ ¥18,000+tax 2×9.5㎝(分銅 ナイフ持ち手に玉二つ)(ブログ掲載番号20-27)
⑤ ¥18,000+tax 2×7.5㎝(分銅 ナイフ右端)(ブログ掲載番号20-28)
ナイフ型のものは動物や生活用具型の分銅と同じように
akrafenaと呼ばれるアシャンティ族のナイフ。
(アシャンティはアカン族の中のサブグループです)
アシャンティのakrafena |
これらは何かを切るためではなく、特別なセレモニーなどで登場する
紋章のような役割をもった「象徴としてのナイフ」。
ですから刃の部分がくねくねと曲がっていたり、模様がくり抜かれていたり、
デザインを重視した形に作られています。
セレモニーの様子 |
それにしても分銅を一つずつ見ていくと、
この部分は一体何……?というような変わった形とも遭遇するので面白い。
10センチ以下の手のひらの造形に色んなものが込められています。
③の分銅 |
⑥ ¥26,000+tax 5.5×8㎝ (ブログ掲載番号20-29)
こうしたナイフの分銅を含め、
アカンの分銅をもっと沢山見比べてみたい!という方は
営業再開後に是非ギャラリーへお越しください。
そしてお家でお楽しみになりたい方は、
以前ギャラリーかんかん本店でアカンの分銅を特集した際に
発行した図録がございますのでご注文ください。
アカンの歴史や沢山のコレクション写真、
分銅の形に込められた意味などを解説しています。
「砂金交易の美しき遺産 AKAN GOLD WEIGHTS
アフリカンデザイン アカンの分銅」
¥1,800+tax A4サイズ 全64ページ (ブログ掲載番号20-30)
図録の表紙 |
ブログには動画が載せられなかったので、
インスタグラムで図録の中身をパラパラパラ…っとめくっている動画を
近日中に投稿しようと思います。
気になる方はそちらもチェックしてみてくださいね。
それではまた次回まで!
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