まずは店内のはしごの写真から。
先端が二股に枝分かれした木を利用して作っています。
自然の木の形を生かしているのでそれぞれに表情があります。
高さや太さ、段差も小さなものから大きなものまで。
同じものは一つとしてありません。
このようなはしごは家の屋根や穀物庫の入口に登るときに使用します。
屋根の上は家畜が登ってこれないため、安心して穀物を干すことができるのです。
家の中からも屋根に通じるはしごが置かれているといいます。
ドゴン族の暮らす断崖絶壁を歩く際、ときには大きな岩を越えなくてはなりません。
そんな場所にもはしごがかけられています。
実際にはしごが使われている風景をご紹介します。
ドゴン族だけでなくブルキナファソやガーナの諸部族の間でも広く使われています。
穀物庫に登るドゴン族の男性 |
ブルキナファソ・カセナ族の住居 |
このはしご、足を置く面積が小さいので
スニーカーなど靴をはいて登るのは滑りやすくてちょっと難しいのです。
写真の男性のように裸足で登るのがいちばん!
お店ではオブジェとして展示しています。
力のある彫刻の作品のようです。
ギャラリーかんかん本店 F
世田谷区代田1-47-1
TEL: 03-5486-3122
mail: honten@kankan.co.jp