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2020年4月26日日曜日

オヴァンボ族のドレスオーナメント

皆さまこんにちは。
本日はアフリカ南西部のアンゴラ〜ナミビアに暮らしている
オヴァンボ族(Ovambo)のドレスオーナメントについて書いてみようと思います。

骨でできている手のひらサイズのボタンのようなもので、
主に女性が衣服の腰の辺りにつけて使用していました。


¥38,000+tax  3.5×5×高さ2.5㎝(ブログ掲載番号20-23)



現地では「Omakipa」や「Ekipa」と呼ばれていますが、
夫の裕福さや豊かさの象徴として既婚女性が身につけることから
「ブライダルバッジ」「ブライダルオーナメント」と言われることもあります。


オヴァンボの女性たち © Hadithi Africa 

オヴァンボ族はアンゴラの人口約2%、
ナミビアの人口約50%を占める大きな民族です。
伝統的な衣服としては長いスカートに袖の短い上着を合わせた
odelelaというものがありますが、
婚礼セレモニーの際はこの衣装にビーズや貝、動物の毛皮などをつけて
上の写真のように華やかな装いで集まります。
(なんてエネルギッシュなファッション!)


下のお写真、黄色く囲んだところがEkipaです。
一緒に写っている白っぽいオーナメントは貝でできているものです。



そしてギャラリーにあるEkipaの裏側を見てみると、
こんなふうになっています。

豚の鼻みたい!
身に着けるための穴が空いているのと、
ほんのり赤い部分があることがわかります。
この赤はなんだろう?と思い調べてみると、
紅土(黄土に含まれている赤い土)で染めて使うことがあるそうで、
その名残なのでは、という結論に。

下のお写真の行列で、最後尾に並んでいる女性の腰、
確かに真っ赤なEkipaがついています。

© Hadithi Africa 


さりげない模様を施したドレスオーナメント。
首からさげてもアクセントになりますし、
ブローチのようにしてジャケットやバッグにつけてもよさそうです。

と言いながら、部屋のお気に入りスペースに置いて
目に入るたび手に取ってしげしげ眺めるのが一番好きなスタッフKなのでありました。

皆さんはどんな風に楽しみますか?




【ご購入・お問い合わせ先】
ギャラリー本店は今しばらく休業が続きますが、
インスタグラムへのダイレクトメッセージや
下記の臨時アドレスへご連絡いただければご注文が可能です。

臨時メールアドレス: gallery.kankan@gmail.com



ギャラリーかんかん本店 K
世田谷区代田1-47-1
(臨時休業中は繋がりません)TEL: 03-5486-3122
(臨時休業中は確認が取れません)mail: honten@kankan.co.jp

2020年4月20日月曜日

モシ族の民具

ギャラリー本店が臨時休業になってから、
あっという間に一週間以上経ってしまいました。
皆さまどんなふうにお過ごしでしょうか。

週末にリモートワークでこのブログを更新しようとしたところ上手くいかなかった為、
本日再チャレンジしています!

今回はインスタグラムで動画を投稿したこちらの民具についてですが、
どうやって使うものかお分かりになりましたか?
大きいものを見るとすぐに想像がつきそうでしたので、
動画ではあえて小さいものだけを撮影してみました。

動画で登場した小さいタイプ
左:¥15,000+tax  W4.5 × D4.5 × H10㎝
(ブログ掲載番号20-19)

右:¥9,000+tax W3.5 × D3 × H9.5㎝
(ブログ掲載番号20-20)


大きいものはこんな形をしています。


左:¥14,000+tax  W5.5 × D3 × H27.5㎝
(ブログ掲載番号20-21)

右:¥18,000+tax  W7 × D3 × H37.5㎝
(ブログ掲載番号20-22)


そして現地で使っている様子がこちら↓


ギャラリーにあった昔の資料写真であまり鮮明ではありませんが、
男性が口元に当てている、“笛”です!

木の塊に縦横一本ずつ穴の道が通っている作りが多いようで、
リコーダーのようにいろんな音が出るわけではありません。


横には小さな穴が貫通しています

小さいものは手に握ったときの収まり加減と、
ふっくらコロコロとした形が堪りません。
モシ族の使い手も「可愛いやつめ……」と思いながら
ポケットにしまっていたことでしょう。

一方、大きいものは笛のくびれに筋を入れてみたり
彫り模様を入れたりと洒落ています。
裏面に表と異なる模様を入れたものもあります。

そしてお写真の4つの笛に共通して言えることは、
木の雰囲気がとてもいい!ということ。
どれだけの時間使われてきたらこんな風になるのでしょう。




今回は横に通っている穴に紐をつけただけで飾ってみました。


ギャラリー本店は今しばらく休業が続きますが、
インスタグラムへのダイレクトメッセージや
下記の臨時アドレスへご連絡いただければご注文が可能です。

臨時メールアドレス: gallery.kankan@gmail.com


皆さん美味しいものを食べて元気に過ごしてくださいね。
それでは、次回もまたこの場でお会いしましょう!


ギャラリーかんかん本店 K
世田谷区代田1-47-1
(臨時休業中は繋がりません)TEL: 03-5486-3122
(臨時休業中は確認が取れません)mail: honten@kankan.co.jp

2020年4月19日日曜日

マリ共和国の【黒】

んにちは。
まだまだ気が抜けない生活が続きますね。
でも季節はどんどん変わっていきます。
もよう替えにお薦めテキスタイルをご紹介したいと思います。

ボゴランフィニ」
マリ共和国にもたくさんの伝統的なテキスタイルがあります。
良く知られているものの一つが、「ボゴランフィニ」と呼ばれる、泥染め布です。
アフリカにご興味のある方には すでにお馴染みでしょう。
綿を手紡ぎし 細く帯状に手織りした布を、縦に接ぎ合わせて 大きい布にしてあります。
ギャラリーかんかん本店のラインナップをご覧ください。

まずは、いちばん古典的な黒の泥染めです。

★10枚はぎ 1
150×210cm
¥18,000- +tax(ブログ掲載番号20-16)
写真は全体の半分、5枚分の巾で写っています。

★8枚はぎ 12 












105×160170cm
¥14,000- +tax(ブログ掲載番号20-16)
写真は全体の半分、4枚分の巾で写っています。


★7枚はぎ 3



95×125cm
¥12,000- +tax(ブログ掲載番号20-17)
写真は全体の半分、3.5枚分の巾で写っています。


★7枚はぎ  4



90×150cm または 100×130cm 
¥9800- +tax(ブログ掲載番号20-18)
写真は全体の半分、3.5枚分の巾で写っています。

私の一押しは、これ!

いずれも綿100%、手紬・手織り。手作業で染めています。
程よい厚みがあります。
洗うごとに柔らかくなって いい肌触りに。
色も少∼しずつ淡くなります。
壁掛けに、遮光性もありますのでカーテンにも。
スカートに、バッグにも。
お気に入りを見つけてください。

茶色の入ったデザインのものも、追って紹介しますね。



ギャラリーかんかん本店 M
世田谷区代田1-47-1
TEL: 03-5486-3122
mail: honten@kankan.co.jp


2020年4月10日金曜日

臨時休業のお知らせ

皆さま、こんにちは。

新型コロナウィルス感染の拡大により、政府から緊急事態宣言が発令されました。
これに伴い、ギャラリーかんかん本店は
4月11日(土)から当面の間 休業 させていただくことになりました。

ご不便をおかけ致しますが、よろしくお願い致します。
営業再開につきましては様子を見ながらまたお知らせさせていただきます。

尚、休業中もブログやインスタグラムを更新する予定です。
引き続き、ご覧下さい。

皆さまもどうかお身体にお気をつけてお過ごしになって下さい。
またお会いできる日をスタッフ一同楽しみにしております。


当店近くの満開の八重桜です






















ギャラリーかんかん本店 F
世田谷区代田1-47-1
TEL: 03-5486-3122
mail: honten@kankan.co.jp

2020年4月7日火曜日

掲載情報のお知らせ

掲載情報のお知らせです。

本日4月7日発売予定の雑誌「モダンリビング(MODERN LINING)」に
ギャラリーかんかん本店の一点物が掲載されています。

素敵な邸宅を舞台に、スタイリストさんが
かんかんのプリミティブアートを取り入れたインテリアをご紹介。
イボ族の足輪、
イドマ族の貨幣、
コンド族の水牛と豹など
全16点のアイテムがどこに写っているのか……
是非探してみてくださいね!




P.168~

インドネシアのカエルも登場
(画像はギャラリーかんかん店内)



ギャラリーかんかん本店 K
世田谷区代田1-47-1
TEL: 03-5486-3122
mail: honten@kankan.co.jp

2020年4月4日土曜日

「 ジャワ島から いらっしゃいました。」

こんにちは。
急に春がやってきました。
ギャラリーの近くの桜並木は、風が吹くたびに 素晴らしい花吹雪です。


インドネシアの伝統芸能に、
ガムラン演奏にあわせて演じられる「wayang golek(ワヤン ゴレッ)」という人形劇があります。
もともとはジャワ島西部 スンダ人の文化ですが、
ジャワ島のみならず、バリ島などにも広がっていますね。

今回ご紹介するのは、その「ワヤン ゴレッ」に登場するお人形。

なんと、ジャワの プリンス プリンセス!!
H 62㎝  H 65㎝
ペア¥58,000+税(ブログ掲載番号20-15)



中央ジャワの小さな村の 優れた職人の作品、と伝わっています。、
顔は木で彫り出され、彩色を施されています。
手描き更紗を纏い、手で打ち出された真鍮の装飾も 古い様式。

そして、そのお顔は…なんともなんとも上品。独特の表情があり、気高さ すら感じます。


この二人の 冒険物語 がある、ということなのですが
いつかぜひ、観たいなぁ。



ギャラリーかんかん本店 M
世田谷区代田1-47-1
TEL: 03-5486-3122
mail: honten@kankan.co.jp