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2013年1月31日木曜日

ギャラリーかんかん広尾店 ブログ 第1弾!

はじめまして。ギャラリーかんかん広尾店です。

広尾店は昨年4月末にオープンしたばかりの、かんかんの中でも一番新しいお店です。
場所は、地下鉄日比谷線広尾駅を出てすぐ、広尾プラザの2Fにあります。

発掘の古代ガラスやとんぼ玉のアクセサリー、アフリカの仮面や民具、テキスタイルなど、
アンティークや一点ものの珍しい品々を取り揃えています。


さて、記念すべき第1回は、古代ローマ時代の銀化ガラスについてご紹介したいと思います!


ガラスの起源はとても古く、紀元前4000年頃といわれていますが、
古代ローマ帝国では紀元前1世紀頃にガラス技術の大革命が起こりました。
この時代はジュリアス・シーザーやクレオパトラなどが生きた時代です。


紀元前後、今から2000年くらい昔に作られたガラスのビーズのネックレス。
ローマンガラスネックレス 右: ¥78,750 左: ¥115,500 (どちらも税込)
               


ローマンガラスネックレス(18K、22K使用) ¥315,000(税込)
こういったビーズのアクセサリーは、地中海周辺のガラス工房で作られ、
当初は高貴な身分の人たちだけが身につけることのできた特別な装飾品でしたが、
ガラスの技術革命とともに急速に広がり、やがてローマ市民に広く愛されるようになります。

さらに交易により、北はスカンジナビア、西はイギリス、東はロシアの南、インド、インドネシア、中国、朝鮮に至るまで、
ほとんど全ユーラシア大陸に運ばれていきました。

人々が初めて見る美しいガラスビーズに驚き、魅了され、世界各地で熱望されていたことがうかがえます。




ビーズ以外にも、この時代には吹きガラス技法の発見により、多種多様なガラス器が大量に作られるようになりました。

土の中から発掘されたガラス器は、土の重みで割れてしまうため、
そのほとんどは破片で発掘されますが、なかには割れずに当時の形のまま出てくるものがあります。

下の写真は、割れずに発掘されたガラスの小瓶。
当時、とても高価だった香油を入れた瓶だったかもしれません・・・


銀化ガラス小瓶 左から¥78,750 ¥57,750 ¥94,500 (すべて税込)




下の写真は、割れたガラスの破片からペンダントトップなどのアクセサリーに加工されたもの。
もとは壺や杯など容器の一部だったものです。

・ローマン銀化ガラスペンダントトップ 右:¥39,900 左:¥21,000 
・シルバーチェーン    右:¥6,300 左:¥6,300 (すべて税込)


このように、土の中から発掘されたビーズや破片のなかには、まれに緑・青・紫・ピンク・オレンジ・・・と、
銀色を帯びた虹色に輝いているものがあります。

これは、「銀化現象」というガラスと土の成分との化学変化によるもので、
元々は青や緑の透明なガラスだったものです。

土の成分や気候条件、そして気の遠くなるような長い長い時間。
いくつもの条件が重なって偶然生まれるもの。

それが「銀化ガラス」です。



二つと同じもののない美しい変化は、見る角度によって輝きを変え、見飽きることがありません。

まるで小さな宇宙のよう・・・

いつまでも眺めていたくなる、ため息の出るような美しさです。

 
・銀化ガラスペンダントトップ ¥42,000   
      ・シルバーチョーカー ¥18,900 (どちらも税込)

上記以外にも、たくさんのローマンガラスアクセサリーやガラス壺、
古代ローマ時代よりさらに昔、はるかメソポタミアやインダス文明の時代のアクセサリー等、
美術館や博物館に並んでいてもおかしくないような特別な装飾品をたくさん取り揃えております。


ぜひ一度ギャラリーかんかん広尾店までお越しくださいませ。


広尾店
Tel   03-6277-0686